目次

1. Scope

OMA Digital Rights Managmentの対象はコンテンツプロバイダが デジタルメディアオブジェクトが利用されることを管理できるようにすることである。 この管理の例にはDRMコンテンツのプレビューの管理、DRMコンテンツの超流通、 DRM Agent間のコンテンツの授受と、安全なパッケージングと信頼できるDRM Agentへの 利用権とDRMコンテンツの配信が挙げられる。

2. Reference

2.1 normative Reference)

無し

2.2 informative Refraence

参照名文献名ファイル名
[DRMREQ]OMA DRM Requirements Version 2.0OMA-DRM-REQ-V2_0-xxx
[OMADRM]OMA DRM Specification V2.0OMA-DRM-DRM-V2_0-xxx
[OMADCF]OMA DRM Content Format V2.0OMA-DRM-DCF-V2_0-xxx
[OMAREL]OMA DRM Rights Expression Language V2.0OMA-DRM-REL-V2_0-xxx
[MPEG21 RDD]ISO/IEC CD 21000-Part6 - Rights Data Dictioanry(RDD) (2002-07-26)
[ODRL1.1]"Open Digital Rights Language(ODRL)" Version 1.1.8 August 2002http://odrl.net/1.1/ODRL-11.pdf or http://www.w3c.org/TR/odrl/

3. Terminology and conventions

3.1 Conventions

この資料は概要の資料なので、実装向けのテスト可能な要求事項を提供することを意図していない。

3.2 Definitions

Device
用語説明
Actorユースケースを実行する外部要素
Backup/Remote StorageTransferring Rights Object and Content Objects to another location with the intention of transferring them back to the orignal
Billing Service ProviderUserからの支払いを集める責任を持つ要素
Connected Device適当な通信インフラ・プロトコル(HTTPとTCP/IPとか)を使って、Rights Issuerと直接通信することが出来るDevice
Contentひとつ、又はそれ以上のMedia Object
Content IssuerDRM Agentが使えるContentを提供する要素
Content ProviderContent IssuerとRights Issuerのどちらか
DeviceDeviceはDRM angetを含むUserの装置である。UnconnectedかConnectedと明記されていない場合、Deviceは両者に適用する。
DRM AgentDevice上でMedia ObjectのPermissionを管理する要素
DRM ContentRights Objectに定義されているPermissionに関連して利用されるMedia Object
DRM Time信頼できる、Userが変更できない時間。DRM TimeはUTCである。
Functional Entityアーキテクチャの内部構造
IntegrityThe property that data has not been altered or destoryed in an unauthorised manner.(ISO 7498-2)
Media Object電子的著作物。たとえば、着メロやスクリーンセーバ、Javaのゲームやこれらの複合物。
Network Service Providermobile Deviceにネットワークへの接続性を提供するもの
Netowrk StoreDeviceとは別にあり、Deviceの代わりにDRM Contentと暗号化されたRight Objectを保管することが出来るサービスプロバイダによって管理されたもの
OMA DRM Conformant Device他のOMA DRM準拠なDeviceと相互接続性のあるDeviceで、列挙すると以下の通り。Billing Service Provider、Contents ProvidersとNetwork Service Providers。Device上のDRM Contentsは同様に、正当なRights ObjectをDeviceが扱える、且つDRM ContentsのRights ObjectにPermissionが定義されている場合にのみ、有効である。
Permission(Rights Issuerにより)DRM Contentsに実際の利用、又は許された行為。([ODRL1.1]より)
RestoreDRM Contents(と場合によってはRights Object)をDeviceにバックアップ元から転送すること
RevokeDevice、又はRights Issuerの証明書を無効にする手続き
Rights IssuerOMA DRM Conformant DeviceのためにRights Objectを発行する要素
Rights ObjectPermissionの集合、及びDRM Contentに関連づけられたその他属性。
Superdistribution以下の2条件を満たす仕組み。(1)Userが信頼できない経路(potentiallly insecure channels)でDRM Contentsを別Deviceに配信出来る。(2)超流通DRM ContentのためにRight ObjectをUserが取得できる。
TransferDRM Contents、又はRights Objectの移動
Unconnected DeviceConnected Deviceを通して適当なローカルの通信技術(例えば、OBEX over IrDA、Bluetooth、USB)とプロトコルと用いて、Rights Issuerと通信できるDevice。Unconnected DeviceはDRM Timeをサポートするかもしれない。
UserDeviceを使う人間。Deviceの所有者である必要は無い。

3.3 Abbreviations

3GPP3rd Generation Partnership Project
CDComapct Disc
CEKContent Encryption Key
DCFDRM Content Format
DRMDigital Rights Manamgement
DVDDigital Versatile Disc
HTTPHyperText? Transfer Protocol
ISOInternational Organization for Standardization
LANLocal Area Network
MMSMultimedia Messaging Service
MPEGMotion Picture Expert Group
MP3MPEG audio layer3;coding scheme for audio compression
OMAOpen Mobile Alliance
OSOperating System
PCPersonal Computer
PDAPersonal Digital Assistant
PKIPublic Key Infrastracture
PEKRights Encryption Key
RFCRequest For Comments
RIRights Issuer
RORights Object
SCRStatic Coformance Requirement
SIMSubscriber Identity Module
SMSShort Messaging Service
UIUser Interface
URIUniform Resource Indicator

以下は資料にないが、調べたもの

略語補足
OTAOver The Air(i.e. transfer over a wireless connection)OMA DRM V1.0にて定義済み

4. Introdction

流通に於けるDRMの役割はコンテンツの消費と利用を管理することによる成り立つビジネスモデルを 可能にすることである。それだけでDRMはコンテンツの物理的に届ける事を越え、コンテンツの ライフサイクル管理を拡張している。あるユーザがコンテンツを購入した時、ある制約に同意している だろう。例えば、無料の視聴版と有料の製品版の間での選択や、1ヶ月の料金を支払う時である。 DRMはこの選択をPermissionや制約に変えることが出来、ユーザがコンテンツを利用する際に このPermissionや制約を強要される。

4.1 Actors and Functional Entities

Actorはユースケースを実行する外部の要素とする。DRMシステムには多様なActorの候補が存在する。 Actorはコンテンツの所有者から、コンテンツ開発者、配布者、network service providerに billing service privider、ネットワークの装置やデバイス、最後にはコンテンツの利用者まである。 実際のシナリオ(deployment scenario)によって、システム上では異なるActorが異なる役割を演じる。

OMA DRMアーキテクチャに於いて、機能単位(functional entities)はDRMシステムを具体化する固有の 役割を持っている。このためDRMに於けるタスクを分離できるであろう。場合毎(a certain deployment) のActorが各々のタスクを実行する事から分離できるかもしれない。

This make it possible to decompose the tasks involved in digital rights management, 
separately from what actors perform each task in a certain deployment.

機能単位は論理的なものであり、具体的なネットワークノード(やサービス等)である必要は無い。 状況に依存し、異なる機能単位は同じか異なる物理的なノードで実装されるかも知れず、同じか 異なるActorによって操作されるかもしれない。異なる状況ではいくつか、又は全ての個々の状況で 必要とされる機能に依存する機能単位は纏められるかもしれない。

DRMの視点から見ると、以下の機能単位がアーキテクチャには存在している。

  • DRM Agent
  • DRM Agentはデバイス上の信頼できる要素である。この信頼できる要素はDRM Contentに関連付けられた permissionと制約を強要させる責任を持ち、DRM Contentのアクセスを制御したりする。
  • Content Issuer
  • Content IssuerはDRM Contentを配送する要素である。OMA DRMはDMR Agentに配送されるDRM Contentの フォーマットを定義する。またDRM Conetentを異なるトランスポートの仕組みを用いて、Content Issuerから DRM Agentへ配送する方法も定義する。Content IssuerはDRM Content自体の実際のパッケージングでも、 どこからか受け取ったパッケージされる前のContentでもないかもしれない。
  • Rights Issuer
  • RIはDRM Contentsにpermissionと制約を割り当て、ROを生成する。ROはRDM Contentsの一部に関連付け られたpermissionと制約を表現するXML文書である。ROはDRM Contentsがどのように使われるかを 制御する - RO無しにDRM Contentsは利用できず、特定のROだけで利用できるかもしれない。
  • User
  • UserはDRM Contentを利用する人間である。UserはDRM Agentを介して唯一DRM Contentを利用できる。
  • Off-device Storage
  • DRM Contentは固有の安全性を持ち、Userのoff-deviceに格納されるかもしれない。例えばそれは ネットワーク上のストレージやPC、リムーバルメディアなどである。これはバックアップの目的や、 デバイス上のメモリを空けるなどの目的で用いられるだろう。同様にStateless Permissionのみを 持つROはoff-deviceに格納されるだろう。

4.2 Functional Architecture


Last-modified: 2005-11-29 17:21:03