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前書き

止むに止まれず第3弾と言うことで、ここ3ヶ月ほど使っていたAIXに関してもメモ書きを。

Solaris/Linuxに比べると標準で入ってるS/Wが少なすぎるのに難点がありますが、 使ってみると UNIXというよりはWindowsぽい感じで、HP-UXより大分マシです。

build時の -g optionの罠

debug build(-g 付でbuild)された executableが -g付でbuildされた soを build時に参照していて、実行時の同じ soが -g付で buildされていない場合、runtime linkでデバッグ情報を参照に行くため実行できないようだ。

こんなOS見たことない。ホント最悪だ。

slibclean

soを作り直して、cpしたら Cannot open or remove a file containing a running program.と宣われて、copyが失敗することがある。どうやらsoの使用時参照カウントが そのprocessがexitしてもclearされてない場合に起こるらしいのだが・・・ 終了処理コード書くわけないし・・・所謂、バグですかね?

とにかく、その場合はslibcleanを実行すればよい。

diskの追加

  • 1. 新規diskをPVにしてvgに加えられるようにする
    • chdev -l [disk name] -a pv=yes
  • 2. [vg name]に加える
    • extendvg [vg name] [pv name]

lv451のビルド

gccでコンパイルすると boolean.hにある boolean_tの defineが sys/types.hとかち合う。 このため boolean.hの boolean_tを defineしてあるところより前で sys/types.hを includeしておけばok。

iso9660イメージをmountする (TBD)

cdrfsがファイルシステムのタイプだから、mount -t iso9660 -o loop [src] [dst]とかでmountさせて欲しいもんですが、さすがAIXは違い、順当に方法が見つかりませんw

NFSクライアントにする

mount -F nfs [src] [dst]でいけると思いきや、さすがAIXは違い、順当にsmit経由です。orz

smitの「通信アプリケーションとサービス->NFS->ネットワークファイルシステム(NFS)->マウントするためのファイルシステム追加」で、出てくるdialog windowに適当に入力するとmountされます。

これはUNIXなのか、だんだん怪しくなってきました。。。

Linux NFSサーバに接続する場合

reserved port以外の接続をLinux NFSサーバが受けつけないので、smitで接続しても Operation not permittedで終る場合は、以下のコマンドを実行すること。
  • nfso -o nfs_use_reserved_ports=1

参照元
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=isg3T1000590

LANG Cで英語キーボード(って言うか、HHKPro)

足元にある IBM IntelliStation? POWER 185(以下、p185)を最近セットアップした。AIXはlocaleに対して、キーボードの配列が定まるようになっている。これはsmitの「システム管理->システム環境->言語環境の管理->国/地域別情報、言語、またはキーボードの特性の変更/表示」で設定可能である。 非常に残念なことにsmitはユーザのロケール対して、そのロケールのキーボードセット以外の選択を許していない(異なるものを選択するとエラーで設定できない)。

さて、HHKPro無刻印を愛用して久しいが、p185にUSBで繋いで使ってみると、いい感じに109扱い。どうしたもんか悩んだ結果、xmodmapでkeycodeに対する設定を違っているとこをし直すことにした。 調査にはxevも使ってみた。ソースは http://www.X.org のミラーFTPサイトから持ってくるべし。2007-06-26現在で、X11R7の方にはsrc archive(xev-X11R7.0-1.0.x.tar.gzぐらい)だけがあり、この中のxev.cを -lX11だけでビルドできる。

最終結果というか、xmodmapに食わせる内容はこの辺に置いておいた。

CD-ROMの使い方

AIXの初期状態ではCD-ROMをmountするためのfstab entryが存在しない。 このため初回は何らかの手段でentryを追加する必要がある。 下記では、smit経由の方法を記載する。
  • 1. smitを起動する
  • 2. [システム記憶域管理]-[ファイルシステム]-[ファイルシステムの追加・変更・表示・削除]-[CDROMファイルシステム]-[CDROMファイルシステムの追加]を選択
  • 3. デバイス名を選択し、リストを表示させます。cd0を選択します。
  • 4. マウントポイントを入力します。(例/cdrom) 。当然だが、mount at bootはしない方がいい。
  • 5. mount /cdrom

上記設定以降は mount /cdromで勝手に /dev/cd0を引きに行く。
[SEE ALSO] AIX FAQ

ちなみにisoのmountは cdrfs。

s/wの入手経路

ossのソフトを入れたいのは人情と言うか、無しで運用している生粋のAIXしか知らない人は ほんとにkshとsmitだけで生きてるのでしょうか?とても信じられない今日この頃です。

OpenSSH for AIX


Last-modified: 2012-06-12 16:13:55